なまず小僧のマニュアル簡単レシピ
「レールに乗れたかい?」
ご質問メールをいただいたので、調子ブッこいて即興でレシピを作ってみました。
練習中のどなたかのお役に立てれば幸いです。
そのうち解説用動画も用意し、わかりづらいマニュアルを少しでもわかりやすくしたいと思います。
お約束
お約束 1
上げ方やバランスする原理を理解しておくことは絶対にマスターへの早道です。
「オレは体で覚える派」という方はどうぞご自由に。(笑)
でもバイクの上で体を動かして何とかしようと思っているあいだは決して上達しません。
一番大きな慣性は僅か10kgのバイクではなくて、60kgの身体のほうにあるんです。
マニュアルでバランスするには身体の下でバイクを前後に操らないと....。
そのためには、少〜しだけウンチクを聞いてやってくださいナ。
お約束 2
マニュアル簡単レシピとか言っても、
どうしても最初のうちは距離も出ませんし、上げている時間も非常に短いです。
結果的に1トライで学べるものも僅かです。コツコツやるしかありません。
数をこなし、毎回同じ高さに同じペースで上げられるようになるにつれて、
1トライごとに得られることが多くなってきます。頑張ってください。
毎日続けて、同じ場所で、明るいうちに、が良いようです。
お約束 3
整備されたバイクとプロテクターが、より多く勉強するチャンスを与えてくれます。
完調なリアブレーキで、レバー位置は自分に最適な状態にSETしておきます。
安心感は「思い切り」につながって1トライ1トライの効果が高まります。
痛い思いをすると潜在意識の中でマイナスイメージを引きずってマスターできる日は遠のきます。
マニュアルは非常にメンタルなTrixです。トラウマにならないようにメットとグラブは必需品です。
お約束 4
できることならビデオを撮ることをお奨めします。
フォームを研究できますし、僅かづつでも距離、時間が伸びていくことが励みになって、
継続の原動力になります。
まずは上げましょう
まずはフロントUPができなければ100%マニュアルは無理です。(笑)
しかしフロントUPが上手くできれば80%マニュアルは完成です。
Fブレーキはレバーから指を外しグリップだけを握ってください。
パニクって着地で「やっちまう」ことがあります。
アトラクション的には非常に面白いんですが.....かな〜り痛いしネ。
そしてRブレーキのほうはマクレに備えて必ずレバーに人指し指をかけておきます。
それじゃ、はじめます。
まずはジョギング程度のスピードからがよろしいかと思います。
■前加重
予備動作です。慣れてしまえばリアプッシュだけで上がりますが、FサスやFタイヤの反発を利用して楽に上げよう!ってスンポウです。
バイクの中心からステムの上に上体を持って行きます。
この時、お尻は高い位置のままです。このあと一気に退いて落とすために高い位置にしておきます。
顔をFタイヤ上に出すと肩がハンドルの真上に来てイイ感じに加重できます。
■リアプッシュ
すぐに腰を退き、股の間からバイクを前に蹴り出します。
ペダルを通じてBBを前に蹴り出す感じになります。
リアプッシュによって前に出たバイクは、ライダーの体重から解放されてフロントが引き上げられてきます。
退いた腰を、蹴り出しと同時に落とします。
腰を落とすことでフロントの上がり加減がコントロールしやすくなります。
■抑え
フロントが上がってきたら足を引き付け、上がりを止めます。
腰を落としているのか足を引きつけているのか、やってる本人も微妙〜!(笑)
引きつけ方や微妙なブレーキでバランスポイントに入れます。
最初は安定しませんが、同じ速度で何度も繰り返し練習します。
注意点:フロントが上がらない人へ
前加重>リアプッシュ>腰を落とすを、意識的に大きく早く動作してみてください。
特にリアプッシュを強く行ってみてください。
ハンドルを引き上げようと意識しちまうと、逆にハンドルに覆い被さる姿勢になります。
60kgもの体重を乗せといて、自分で自分を持ち上げられるわけないですよね。(笑)
リアプッシュができていないと間違いなく上がりません。
前加重は反発を利用するので遅くても早くても効果半減です。
タイミングさえ合えば必ず簡単に上がります。
まさかビビリが入ってブレーキを引きずってる人いませんか?
実は私も上げる前からブレーキ引きずっちゃうことがたま〜にあります。
それじゃ上がるわけ無いですよね。
注意点:左右に振れちゃう人へ
上げるときに左右に振れちゃうと全然練習にならないんですよね。
上げた瞬間>ブレーキ>はい、終了!となります。
上げる際にリアプッシュではなく腕で上げようとしているとバイクが左右に振れてしまいます。
スピードが遅い場合は特に振れやすいです。
余裕があれば少しだけスピードをあげてやってみてください。
驚くほど左右バランスがピシッ!と決まります。
左右に振れる場合の修正練習法
着座で1コギ>Fアップ>バランスポイントでブレーキ>着地
(そのうち動画を用意しますのでしばらくお待ちください)
振れている場合は着地の時に足が出てしまいます。
これを足が出ずに連続でこなせるようになればOKです。
いまだに僕は、不調の時にはコレをしてから再起動しています。
前後バランス
さて、いよいよ肝心の前後バランスです。身体の下でバイクを動かしてバランスします。
フロントが落ち気味の場合
バイクをリアプッシュ(ペダルを通じてBBを前に蹴り出す)すると、落ち始めたフロントを持ち直すことができます。
リアプッシュすることで身体に対してバイクが先行するため、取り残された身体が後傾姿勢を作り出す訳です。
身体がバイクの上に被さっていると前に蹴り出せないので、バランス中は腰を落とし足をたたみ気味で蹴り出しスタンバイ態勢がよろしいようです。
マクレ気味の場合
素早く足を折りたたんで引き付けると、身体に対してバイクが減速するため、
マクレ方向から体勢は持ち直します。
引き付けられたバイクが身体の下に入り、先行した身体が前傾姿勢を作り出す訳です。
蹴り出しと引き付け動作が「まったり」だと、
バイクに対して身体がゆっくり前後に動いているだけになります。
なのでバイクの挙動を変えることはできません。
一番大きな慣性は身体にあることを意識してください。
バイクは身体の下にぶら下がっているだけなのです。
だから素早く動作して身体に対してバイクを動かすのです。
マクレる限界の場合
マクレは怖いですよね。特に私はビビリまくりの小心者です。
怖くない人は、きっと頭の悪い人だと思います。(笑)
対処方法は、ブレーキを瞬間的に少しだけ当てて持ち直します。
リリースとともにリアプッシュで蹴り出せばフロントが落ちる前で立て直しに間に合います。
最初はブレーキ>その瞬間にフロントが落ちる。になると思いますが、
無理してマクレてしまうとしばらくは恐怖心がまとわり付きます。
無理せずに練習を続けていればブレーキとお友達になれます。
姿勢
遠くを見ることがカギになります。
でも、近くを見ちゃうんですよね。ダメですよ。
近くの路面を見た瞬間にフロントは落ちてしまいます。
上げたFタイヤ(回転したままジャイロ効果を生むらしいです)の最上部を視野に入れながら遠くを見るようにしていれば、フロントの上がりor下がりを早く察知することができます。
遠くを見ていれば左右の傾きも察知でき、その時すでに身体は無意識のうちに、修正動作を行っているはずです。俗に言う目線入力ってヤツですか。
腕は伸ばし気味ですが、伸ばしきらずに若干余裕があった方がコントロールしやすいです。
ブレーキ
当たり前のことですが、ブレーキを使うより使わない方が距離が出ますし、美しいマニュアルになります。
でも難しいんですよ。コレが。
ブレーキを取り外してしまって絶対に使わないという強引な練習方法もあるようですが、痛い目に遭うと必ず尾を引きますからお奨めしません。
まずはブレーキと仲良くなってから、徐々にブレーキに頼らない完成版マニュアルに近づけることが、安全で早道だと思います。
ブレーキと仲良くなれると、下り坂での高速マニュアルも平常心で舞い降りていけます。
ウィリーを練習していた頃ですがブレーキをディスクに替えてから距離が伸びました。
安心できる機材がTrixを成長させるんですね。
Could you ride on the rail ?
バランスポイントに入ったら体勢をkeepします。
まるでレールに乗ったかのようにゴキゲンにバイクは滑空して行きます。
練習の途中でいつか体験するときが突然にやって来ます。あっ、来たッ!って感じです。
これをOnTheRail状態と呼びます。バツグンに気持ちいいです。
OnTheRailをgetした人をマニュ・マスターと呼んでも良いと思います。
マニュアルに憧れてズ〜ッと練習を重ねて選ばれた人たちだからです。
この状態で滞空距離&時間はエクステンドモードになります。
一度バランスを崩しても建て直して再びレールに乗れれば飛躍的に距離が延びます。
あとは毎日乗るたびに距離が伸びていきます。
はたして参考になったでしょうか?
小さな声で Could you ride on the rail ? って自分を応援しながらガンバってください。
大きな声で Yes it rideまくり! って言える日は意外に近いんですよ。
喜びの声とご質問はなまず小僧まで!
文句・苦情は夕陽に向かって言いましょう!(笑)
namazukozou